〜世界の子どもたちによりそって〜
これまでの10年、これからの10年
広島ジュニアマリンバアンサンブルの元気な演奏でオープニングを迎えた10周年記念のつどい。設立当時からお世話になった方々、各県のユニセフ協会の方々、当協会の役員のみなさん、ユニセフの活動に関心を寄せてくださるみなさんに参加していただき、盛況なつどいになりました。
三代目の会長越智広大学長の感謝のこもったあいさつ、設立時にもご来広いただいた日本ユニセフ協会早水専務理事の感慨深い来賓あいさつに続き、関西学院大学教授久木田純氏による講演を聴きました。
記念講演「国連職員の人生計画:ユニセフの現場から」
久木田氏は何故国連職員になられたのか?18歳でご自身の人生をいかに生きるべきかを考えられたこと。自分も成長し、世界の平和と進歩に貢献できることをしたいと心に決めて、国連の職員を視野に入れて勉強に励まれたそうです。そして、JPO(Junior Professional Officer 外務省国際人事センターの派遣制度)を受験され、その後国連ユニセフの職員になられ30年務められました。
自分の人生を設計し、それに向けて不断の努力を続ける。その意志の強さと明るいお人柄に魅せられるお話しでした。
30年間ノマド生活だったから退職後の今は定住して、これからの30年はおくさまの望む暮らしをかなえたいとさらりと語られた言葉に、人に対する暖かで豊かな愛情を感じました。
活動報告
当協会の活動に関わってくださった大学生高校生のみなさんに発表していただきました。
・ジャンボリーボランティア
2015年夏の世界スカウトジャンボリーに「命の水」のワークショップで出展した際、安田大学・修道大学からボランティア参加してくださった方たちから、英語でワークショップをした体験は通じる楽しさともっと勉強しようという意欲を、そして社会に出て人のためになる仕事をしたいという気持ちを持ったと話してくださいました。
・広島県立高陽東高等学校生徒会
高陽東高校生徒会のみなさんは、シリアを取材されている玉本英子氏を招いた2014年のユニセフ講座に参加されてから、学校の文化祭でシリア内戦を取り上げて緊急募金に協力してくださいました。それ以来、ハンドインハンド募金やフラワーフェスティバル出展などにボランティア参加してもらっています。 広島土砂災害の時にもがれき撤去などの作業にも出動したこと、学校ではボランティア同好会を作り、みんなでボランティア活動を推進されていることなどをお聴きしました。
・ぶんこ
広島文教女子大学とはボランティアセンターのコラボ企画で出会いました。幼児教育を目指す学生さんの子育て支援ボランティアグループ「ぶんこ」のみなさんが、ユニセフの奨める手洗いの大切さと正しい手洗いの仕方を幼児と保護者のみなさんに伝える取り組みをビデオレターで報告してくれました。
エンディングはエリザベト音楽大学のフィリピンからの留学生の歌とフルートの演奏で、「You’ll Never Walk Alone」「Imagine」ほか数曲を聴かせてもらいました。この選曲には「これからの10年」を歩む励みが込められているように感じました。
参加者のアンケートから
・とても感動しました。みんなが楽しそうに演奏していたので私も笑顔に元気になりました。
・勇気をもらえました。私も一生懸命夢を持って挑戦します。
・私も人生計画を立ててみようと思いました。世界中の子どもたちのために力になりたいです。
・ユニセフの活動について詳しく知ることができました。またとてもわかりやすかったです。
・高校生や大学生の若いかたの活動を知ることができて、とても良い機会でした。
・留学生の演奏、素晴らしかった!!
ご参加ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
また、10周年を祝ってメッセージや祝電をたくさん寄せていただきましたことを報告し、お礼申しあげます。
募金額 : 27,482円
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