広島県ユニセフ協会 

                     公益財団法人 日本ユニセフ協会 協定地域組織  
         (公財)日本ユニセフ協会HP

2012年活動報告

イベント
12月22日 ボランティア交流サミットひろしま2012
12月7日 広島友の会友愛バザー出展
11月24日 旧日銀を遊ぼう!2012
11月18日 国際交流・協力の日
11月17日 ゲーンズ幼稚園バザー
11月3日 ふくやま子どもフェスティバル
10月19日・20日 頒布会 イオンモール広島府中ソレイユ
10月13日 ユニセフのつどい「守りたい子どもの命と未来~わたしも学校に行きたい~」
9月14日 プチ学習会ゆにひろカフェ第4回
8月20日~31日 ユニセフ・パネル展 広島銀行本店ロビー
8月5日 2012ピースアクションinヒロシマ

7月14日 七夕学習会
6月24日 ユニセフ講座 「命をつなぐ水、命をうばう水」
6月15日・16日 頒布会 イオンモール広島府中ソレイユ
5月24日 事務所訪問
5月11日 プチ学習会ゆにひろカフェ第3回
5月3・4・5日 フラワーフェスティバル出展
4月11日~15日 子どもたちの3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展②
4月11日~15日 子どもたちの3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展①
3月9日 プチ学習会ゆにひろカフェ第2回

3月3日 ユニセフ講座 「守れるはずの子どもの命~母と子の保健・栄養
1月29日 福山生協まつり出展
 
学習会への講師派遣 
11月22日 井口高校 人権・国際理解講座「世界の子どもたちの今」
11月8日 ノートルダム清心ワークショップ
10月17日 世界手洗いダンス 広島YMCA保育園
10月11日 世界手洗いダンス出前講習
7月31日 生協ひろしま三原コープ委員長会学習会
7月28日 イコールふくやま学習会
2月4日 「支援する前に考えよう」 清心NDA委員会
1月31日 ユニセフ学習会 服部小学校6年生
募金活動
12月28日 広島光明学園ガールズクラブ募金贈呈

12月15日 ユニセフ ハンド・イン・ハンド募金 東広島
12月8日 ユニセフ ハンド・イン・ハンド募金
12月7日 生協ひろしま安佐南区④コープ委員長会募金贈呈

11月29日 中国労働金庫 東日本大震災緊急募金贈呈
11月22日 国際交流・協力の日「外国コイン贈呈」

2月15日 戸山小・中学校募金贈呈

イベント

2012年12月22日(土)

ボランティア交流サミットひろしま2012
 

 「県内のボランティア大集合!!
     会って 話して つながろう!!
 」

 広島県内で活動するボランティアの交流を図って開催されたサミットに、広島県ユニセフ協会のボランティアも参加してきました。
 そこでは、学生からその親の年頃とさまざまな年代が集い、福祉、子育て、教育など、幅広い分野の方がたとお話しすることができました。
 
 ユニセフは国際協力の分野の活動として、ポスターで支援の様子をお知らせし、ユニセフのボランティア活動にも興味を持っていただきました。また、支援につながるカード・ギフトの頒布会も行い、ボランティア活動に関心のあるみなさんにたくさんの協力をいただきました。
 
           

                募金額 : 780円

 
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2012年12月7日(金)

広島友の会 友愛バザー 頒布会
 

今年も「広島友の会の友愛バザー」にお招きいただき、ユニセフカード・ギフトの頒布をさせていただきました。
 
 1年に1度の頒布ですが、少しずつユニセフのコーナーを知っていただくようになり、多くの方がお立ち寄りくださいました。他の頒布会場とは違って、年賀状・クリスマスカード・はがきなどに関心を持ってご協力くださる方が多くいらっしゃいました。ギフトでは、今年の新製品のティータオルや反射キーホルダーなどが人気でした。

           

また、ユニセフの会員になってくださっている方から、「カタログを送ってもらって見ていますが、こうやって実際に見られるとよく分かって良いですね。」と言っていただき、大変うれしく、頒布に出かける意義を感じました。

 ご来場いただいたみなさま、ユニセフのカード・ギフトにご協力いただき、ありがとうございました。また、募金へのご協力もありがとうございました。

              募金額 : 535円


広島友の会のみなさま、どうもありがとうございました。


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2012年11月24日(土)

旧日銀をあそぼう!2012 ~笑顔あふれる遊びの楽園~
旧日本銀行広島支店

 

子どもが主体的に企画・運営をする「旧日銀をあそぼう!」も毎年恒例となり、ますますパワーアップしてきました。子どもスタッフが数か月をかけて企画を考え、手作りの空間で、かえっこバザールやお化け屋敷、迷路、お弁当コンテストなど子どもらしい楽しい遊びのコーナーができあがり、大勢の子どもたちが参加して、あそびの楽園を笑顔いっぱいで楽しみました。

           

広島県ユニセフ協会は、人権啓発コーナーでポスター展示とDVDで厳しい環境の中で生きる世界の子どもたちとユニセフの活動紹介をさせていただきました。

                

展示コーナーに立ち寄ってくださったある親子さんは、ポスターを見ながら、「この会場で元気いっぱいに遊べることが幸せだとここにいる子どもたちに感じてもらいたいです。」と感想をおっしゃってくださいました。

世界中にはさまざま理由で安心して笑顔で過ごすことができない子どもたちが沢山いることを多くの方に知っていただく機会になった有意義な1日でした。


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2012年11月18日(日)

国際交流・協力の日出展
 

毎年恒例の国際交流・協力の日、今年も国際協力バザーへの出店と「世界のコインプロジェクト」の企画運営で参加いたしました。

               

 バザーコーナーでは、世界の国々を支援する各団体のコーナーに、それぞれの国の特長ある品々が所狭しと並べられ、終日たくさんの方々で賑わいました。
 ユニセフのコーナーでは、秋冬キャンペーンで新たに取り扱いが始まったギフトやクリスマスカードが好評で、たくさんの方にご利用いただきました。日頃からユニセフのことを気にかけてくださっている方もあり、皆様に直接ユニセフのカード・ギフトを知っていただける機会を大切にしていきたいと思います。

 
                

 外国コインや紙幣をご寄付いただく世界のコインプロジェクトもこの日の行事として定着し、多くの方にご協力いただきました。

 ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

               募金額 : 4,225円
          今回の募金は人道危機募金として日本ユニセフ協会に送金しました。

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2012年11月17日(土)

広島女学院ゲーンズ幼稚園バザー出展
 

 17日の土曜日、ゲーンズ幼稚園バザーに伺いユニセフカード・ギフトの頒布会を行ないました。

 朝からの大雨にかかわらず多くの参加者があり、年に1度のこの頒布会を楽しみに待っておられ、まとめて購入してくださる方々も多く、3時間の開催時間の間、ずっと大盛況でした。

            ⓒ(公財)日本ユニセフ協会
        
 今年は特に反射キーホルダーが人気でした。ランドセルやおけいこバッグにつけて暗い道も安心。ユニセフが子どもたちを見守ります。お友達にも広がり、ユニセフを広く知っていただくきっかけになればと思います。

 ご来場ご協力いただたみなさま、ありがとうございました。

                                         ページTOP
2012年11月3日(土)

ふくやま子どもフェスティバル 2012
福山市まなびの館 ローズコム
 

恒例となりましたふくやま子どもフェスティバルに今年も出展させていただきました。
  会場では、子どもたちの和太鼓やダンスなどのステージやクリスマスリース・タオル人形の工作や科学実験、国際色豊かな食べ物ブースもたくさん出店され、楽しい企画満載です。

広島県ユニセフ協会は、国際サロンで世界の子どもたちのことをもっと知ってもらいたいという思いで、ユニセフすごろくや手洗いダンスの体験、ユニセフカード・ギフト製品の頒布をさせていただきました。

ユニセフすごろくでは世界では学校に行きたくても行けない子どもたちがたくさんいることをすごろくを通して知りました。参加してくれた子どもたちは、すごろくのひとつひとつのポイントに書かれていることを読んで、「大変だね~」、「水くみをするの?」、「学校に行くと友達がいるから、みんな行けたらいいのにね」などと感想を言いながら、世界の子どもたちのことを学びました。
 
            

手洗いダンスでは、「手洗いの大切さ」も知ってもらおうと、ダンスDVDを一緒に見て、楽しく練習をし、一緒に踊ってみました。いつもの手洗いを見直して、「手首」、「つめ」、「指の間」もしっかり洗ってこれからの風邪のシーズンを元気に過ごしてもらいたいと思います。

そして、ユニセフカード・ギフト製品も多くの方に直接お手に取ってみていただくことができ、沢山のご協力をいただきました。毎年、この子どもフェスティバルを楽しみしておられ、ユニセフ製品をご購入くださる方もいらっしゃり、とてもうれしく活動の励みにもなっています。

             

青空の下、子どもたちの元気いっぱいの声や笑顔があふれた一日でした。また会場全体には、沢山の中学生から大学生、地域の皆さんのボランティアさんも参加され、手作りで楽しい暖かいイベントでした。

ユニセフコーナーに参加してくれた皆さん、ありがとうございました!!

              募金額 : 2,068円

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2012年10月19日(金)・20日(土)

ユニセフ カード・ギフト頒布会
イオンモール広島府中ソレイユ
 
 秋晴れの週末、ソレイユ3階ムーンギャラリーで頒布会を行いました。この秋の新製品カード・ギフトを取りそろえて、来店のみなさまにお手にとって見ていただきました。

           

 新作の反射キーホルダーやティータオル、エコバックなどが人気でした。また2013年年賀状やクリスマスカードをじっくり選んでご協力くださる方もおいででした。「クリスマスプレゼントはいつもユニセフギフトをおばあちゃんが選んでくれるのよ」という、うれしい話を聞かせてくださる方もいて、ボランティアも楽しい時間をすごさせていただきました。

 また多くの方に募金へのご協力もいただきました。

             募金額 : 6,955円
          今回の募金は人道危機募金として日本ユニセフ協会に送金しました。

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2012年10月13日(土)

ユニセフのつどい
守りたい子どもの命と未来
                 ~ わたしも学校に行きたい ~

 
 学校に行くのは当たり前!と私たちの国ではみんな思っています。
でもこの世界には紛争や災害、また貧しいがゆえに、小学校に行けない子どもたちが約1億100万人います。
読み書き計算ができないと、収入のよい仕事につくことができず、貧しい暮らしからなかなかぬけ出すことができません。


 教育をテーマに行った今回のつどいには、10代から60代、43名の方にご参加いただきました。
 ゲストはルワンダ出身で福島にお住まいのカンベンガ・マリールイズさんです。2日前の中国新聞につどいのお知らせ記事を載せていただき、それでマリールイズさんの話を聞きたいと参加された方もいらっしゃいました。

ワークショップ 「もし文字が読めなかったら」
 2ヶ国語3カ国語を読み書きできる人もいらっしゃいますが、日常この言葉に接することは日本の中ではほとんどないだろうベンガル語。ベンガル語での危険とか立ち入り禁止とか、トイレなどを意味する文字と、その意味の日本語を結ぶクイズをして、言葉の意味がわからないという立場にたったら、どう感じるかをたずねました。不安、混乱、怖い・・・。自分がずいぶん弱いものだと感じますね。
           
 字が読めない不便を体感してもらってから、世界の識字率の低い20の国をユニセフ基礎リーフレットの世界地図で確認する作業をしました。リーフレットの地図は5歳未満児死亡率の高い国が濃い赤色で示されています。識字率の低さと子どもの死亡率の高さが怖いくらいリンクしています。
 次に、この国々が教育を受けられない理由は何かを考えてみました。貧困、紛争、政策の不備、学校がない、学校へのアクセスがない、教育に対する理解がない・・・。さまざまな理由を考えてくださいました。そしてそのすべてが当てはまります。
 文字がわからないということから教育がなぜ必要かまでを考えてもらい、ユニセフが教育を受ける子どもの権利を守るためにも活動をしていることをお話して、ワークショップを終えました。


講演 「教育は未来へのとびら」
              
講師 : カンベンガ・マリールイズさん
 ルワンダは1994年の内戦で100万人が亡くなり、多くの難民が隣国に逃がれました。この難民の中でマリールイズさんの家族だけが日本にのがれて来られました。
                
 マリールイズさんは今NPO法人「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、、ルワンダのキガリにウムチョムィーザ学園(幼稚園・小学校)をつくり、支援を続けられています。

 マリールイズさんは1993年から日本に研修にきておられました。帰国した94年4月にルワンダの虐殺という恐ろしい事態が起きました。
 3人の幼い子どもを連れて難民キャンプに向かう途中、彼女を救ったのは日本から帰ってきてそのままにしていたバック。その中には5000フランのお金と日仏辞書、パスポート。
 逃げる途中子どもがおなかをすかせて歩けなくなったけれど、お金を持っていたので、通りかかった青年から賞味期限切れのパンを買取ることができ、子どもが助かったこと。
 難民キャンプで、日本の知人に生きていることを知らせようと、ファックスの順番を待っていて、偶然にもひらがなで書いた文章を後ろに並んだAMDAの医師が見て、通訳を頼まれたこと(これに日仏辞書が役に立ったそうです)。
 ルイズさん一家を日本に呼び寄せて助けようと知人友人が力を尽くしてくれ、パスポートを持っていたことが出国を容易にしてくれたこと。
 奇跡に近いことが起きて、彼女の一家は日本で暮らすことになったのです。

 彼女が強く語ったのは、災難にあった時、一番大事なのは「生きることを考えて」です。そして、自分自身教育を受けていたから、生きる手段を考えることができたと話されました。辛く悲しい体験からの言葉には説得力があります。
 自身の体験を踏まえて、ルワンダに学校を作る活動をはじめられ、貧しくとも等しく子どもたちが教育を受けられるようにと語られるは力強い母の姿でした。学校に行くようになった子どもは夢が語れるようになる。学んだことは自分の力になる。教育は未来へのとびら、深く心に届きました。
 
 会場に活動資金のために扱っているルワンダコーヒー紅茶、マリールイズさんの自伝の本などを持ってきていただきました。
                

 教育に関わる国際支援を行っている団体から活動紹介をしてもらいました。
・Global Brigde
 
フィリピンへ旅して、ホームステイを経験したことをきっかけに、フリーマーケットやバザーなどでの収益をもとに、子どもたちに通学かばんや文房具を贈る活動をされています。国の事情は人口の増加、財源の不足に伴って、教員が不足し、教室も教科書もたりないという状態だそうです。
                
 フィリピンでの6月の入学式に間に合わせて、自分たちで現地に行って手渡しするのが楽しみとのことでした。

・広島経済大学 興動館 カンボジア国際交流プロジェクト
 経済大学の学生が平成19年度から始めたカンボジアとの交流は、日本の復興の過程を知ってもらうことで、カンボジア復興に役立てられたら、という思いで始まったそうです。
             
 現在教育支援として、子どもたち200人からアンケートに応えてもらい、日本紹介の副読本を作っているとのこと。近いうちにクメール語訳版と英語版も作るということです。
 現地の小学校から大学、養護施設24か所と交流していて、プロジェクトメンバーになった学生は1年2年のうちに必ず現地に赴いて、自分を磨いて帰っています。 
             
             募金額 : 8,594円


 ご参加、ご協力ありがとうございました。

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2012年9月14日(金)

プチ学習会「ゆにひろカフェ」第4回
~「地球の食卓」

 
 広島県ユニセフ協会ボランティアの学習チームが、ユニセフの活動や世界の子どもたちの状況をもっと知りたい、伝えたいと思って始めた、気軽に参加できる学習会「ゆにひろカフェ」の4回目は食べ物をテーマに開催しました。
 最初に各国のある家庭の1週間の食材すべてを、家族と共に写した写真を見ながら皆で気付きを出し合いました。アジアの6ケ国を取り上げましたが、主食の穀類や副食材料の量の違い、肉・魚類の有無や多少、野菜類の多少など同じアジアでも国により食べ物は様々です。食べ物を通してそれぞれの国の社会や暮らしの違いも見えてきます。

         

 次いで、それぞれの国の子どもたちの状況やユニセフの援助について学習。自然災害、都市への急激な人口流入、貧困下にある人々、就学率などそれぞれの国の抱える問題に合わせてユニセフはさまざまな援助をすすめていることを知りました。

         

 食べ物を通してそれぞれの国を知ることにより、その国の子どもたちの様子や、ユニセフの活動をより身近に考えることができた今回のカフェでした。今回の参加者は9名、季節の果物を食べながら学習と交流を深めました。

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2012年8月20日(月)~31日(金)

ユニセフ・パネル展
「気候変動と子どもたち
~アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使
ブルキナファソ視察報告~」

広島銀行本店ロビー
 
広島銀行様のご協力をいただき、本店ロビーにてユニセフ・パネル展を開催いたしました。
                

 アグネス・チャン大使が2009年4月に訪問した西アフリカのブルキナファソは、サヘル地域に位置する内陸国です。1973年におきた大干ばつのころから雨が降らなくなったと地元の人たちは言います。
 気候変動によって降雨量が激変し砂漠化が深刻化している国の子どもたちの様子を写真は伝えてくれました。
 
                 

 ご来場いただいたみなさま、ありがとうございます。
 

 サヘル地域はサハラ砂漠南縁部に広がる半乾燥地帯です。昨年来、大きな干ばつに見舞われ、ブルキナファソ、セネガル、モーリタニア、マリ、ニジェール、チャド、カメルーン、ナイジェリアの子どもたち100万人以上が重度の栄養不良や劣悪な環境の中で命の危機にさらされています。


 ひとりでも多くの子どもたちの命を守るためにご協力をお願いします。
               アフリカ干ばつ緊急募金

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2012年8月5日(日)

2012ピースアクションinヒロシマ

 
 毎年広島で開催される全国の生協の平和活動の交流会に、今年も出展させていただき、ユニセフの活動展示とユニセフカード・ギフトの頒布を行いました。

                

 展示と交流の場「みんなのひろば」ではユニセフのポスターや資料類、地雷のレプリカ、水がめ、ビタミンAや経口補水塩などをブースに展示してユニセフの活動を紹介しました。特に地雷のレプリカが好評でたくさんの方の関心を引きました。子どもたちの参加も多く、水がめを実際に持ち上げてみて、水汲みの大変さを体験してもらうこともできました。

                

 ロビーではカード・ギフトの頒布も行い、特にグッズが好評で、たくさんの方々にご利用いただきました。

                募金額 : 2,807円

 お立ち寄り・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

                                         ページTOP
2012年7月14日(土)

ユニセフ七夕学習会

 「だれでもできる! 子どもの笑顔の支え方」
 

 毎年、7月に近畿地方、中国地方、四国地方のユニセフの県協会と合同で学習会を開催しています。他の県協会と一緒に学習や交流し、活動について互いにアドバイスしあったり、同じ気持ちを共有したり、何よりもユニセフ活動をする仲間がいることを感じ、年に一度再会できることも楽しみとなっている学習会です。今年で7回目となりました。             

 第一部は、2011年4月から緊急支援活動に参加された広島県ユニセフ協会ボランティアの小松真理子さんのユニセフ東日本大震災盛岡緊急支援室での活動報告がありました。刻々と変わる現地の様子、ユニセフと行政、他団体との連携、そして不安の中で過ごしていた子ども達の様子などの報告がありました。ユニセフは岩手県の小中学生16,000人にも文具を支援しました。その文具の仕分け・セット作業を1週間かけて、岡山ユニセフ協会が中心となり、愛媛、香川、広島からもボランティアさんが駆け付けて行い、その文具がどれほど現地では喜ばれたかという話もあり、遠く離れた地域の私たちにも被災した子どもたちにできることがあったこと、とてもうれしく思いました。

                              

 第二部は、「子どもたちの未来のために、いまできること ~ESDってなに?」と題して、伊井直比呂先生(大阪府立大学准教授)の講演とワークショップがありました。まず、ESD(開発のための持続可能な教育)について説明がありました。ESDとは、世界の貧困、環境、人権問題や社会のさまざまな課題と私たちの身近な暮らしを結び付け、誰もが平等で幸せであると感じられるような新たな価値観や行動を生み出すことを目指す学習や行動のことです。そして、それは誰もが継続して行うことができる学習や行動です。このESD活動の世界や日本の取り組みの報告があり、「ありがとう」ワークショップでこれは私たちにもできる!と感じさせていただきました。私たちは毎日、朝起きてからどんなことに「ありがとう」を言っているでしょうか?日常生活のひとつひとつが当たり前になっていて、感謝の気持ちを忘れがちです。そして、その感謝の気持ちを表すこと、またその気持ちを送られたとき、きちんと受け止めているでしょうか? そうした人との誠実な心のつながりや思いやりの行動が次の瞬間にも次の世代にもより平和的に暮らせることにつながる一歩と感じました。とても楽しく心が和むワークショップで、伊井先生にも参加されたすべての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。         

          

 そして、大阪ユニセフ協会からは大学生のインターンシップの受け入れやパネル製作活動、そして小さな子どもたちにユニセフの活動に興味を持ってもらうためのエプロンシアターの上演と活発な活動の報告がありました。

               

 回を重ねるごとにこの七夕学習会も充実してきており、世界の子ども達のために私たちにできることを再認識し、新しい発見も期待して、継続して行っていきたいと思います。

 参加者の皆さんの感想の一部をご紹介します。

伊井先生のお話がとてもわかり易くてすーっと理解できよかったと思います。「感謝」について気付いたというところが大きな成果でした。

伊井先生の『ありがとう』と感謝の言葉を口に出して言おうという話に感動した。他人にはよく言えてもどうしても家族にはぞんざいになりがち。不平、不満が先に立ってしまうので気をつけようと改めて思った。ユニセフを通して人と人のつながりが感じられ嬉しかった。

(小松真理子さん)岩手で何が起きているか、メディアより実際に行かれている方の経験、被災された方、子供の心に寄り添うという姿勢が感じられ、本当に良い機会でした。ありがとうございました。

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2012年6月24日(日)

ユニセフ講座「命をつなぐ水、命をうばう水」
 

 梅雨空のもと、雨を気にしつつ、 ユニセフの活動の課題“水と衛生”について学習しました。またケニアで井戸掘りの技術指導をされた横田典和さんにお話を聞かせてもらいました。

                

 会場の広島平和文化センター研修室には当日飛び入り参加もあって、29名の方がおいで下さいました。ちょっと窮屈になって申し訳なかったけれど、企画したボランティアにとっては嬉しいかぎりでした。

ワークショップ“命をつなぐ水、命をうばう水”
 学習チームによるワークショップはフォトランゲージから始まりました。開発途上国の水のある場面の写真を見て、それはどこの国か、何をしているところか、それを見ての感想や気になることをグループで話し合いました。

           

 アフリカのマリ、安全できれいな水が簡単には手に入らない農村では子どもたちが学校へ行くときに水をバケツ一杯分持っていく、露天掘りの井戸の水は濁っているけれど、それを飲み水にしている。アジアのミャンマーの女の子は毎日遠くまで水くみに歩いていく。そういう生活の子どもたちの写真です。

 人が一日に必要とする水は2リットル。生活に最低必要な水は20リットルといわれ、体に取り込む水分のほかに生活のいろんな場面で水が必要です。アフリカでは5リットル程度しか使えない人もいます。しかもそれが汚れた水ならどんなことになるか。約9億人の人々が安全できれいな水をつかえません。子どもたちは下痢をよくおこします。5歳未満の子どもたちには命取りになりかねません。実際、安全できれいな水の使えない地域と5歳未満死亡率の高い地域とは重なっていることがわかりました。

            

 ユニセフは、こういう地域に井戸をつくって管理することを指導したり、トイレの設備を整えたり、衛生指導についての知識を広めるという仕事をしていると、学びました。

“ケニアの水問題と植樹へつなげるフェアトレード活動” 
                     Rafiki代表 横田和典さん

 横田さんが、初めてケニアに行かれたのは井戸掘りの技術指導のため、2005年に半年間滞在されていました。ケニアは赤道直下の国。キリマンジャロとケニア山と野生動物の保護で有名です。

                     

 でも切り花の輸出やコーヒー紅茶の栽培が盛んな国でもあるそうです。しかし、この国で森林は国土の2%しか残っていないと聞いたときには、参加のみなさんから驚きの声が上がりました。森林伐採輸出、焼畑農業、薪で20年のうちに20%から2%にまで落ちたのだそうです。家畜を飼うために餌になる草木を求めて遊牧することも、植生を変えていくことになります。

 森がなくなると土地の保水性が失われます。雨季と乾季とで川が干上がったり増水したり、自然のコントロールが効かなくなり、国全体が水不足の状態にあるということです。また都市型の生活環境に変わることで水質汚濁も起きているそうです。

 緑の地球を取り戻そうと、植樹活動をし、フェアトレードで経済支援をし、環境教育に取り組み、文化交流も図ると活発に行動されている横田さんですが、きっかけは高校の時に地球上の生物は1日に350種以上が絶滅していると知ったことだそうです。10代から環境問題に取り組もうと決めてずっと志を貫いてこられている姿に感動すら覚えました。

           

 現在、佐伯区五日市駅前にカフェをかねた事務所を構えていらっしゃいます。JR五日市駅北口から徒歩7分。聞きたいことがあればいつでも話に来てくださいと気さくにおっしゃっています。

 おかげさまで大変な盛り上がりを見せたユニセフ講座になりました。
 横田さん、参加のみなさん、ありがとうございました。

                                         ページTOP
2012年6月15日(金)16日(土)

頒布会 イオンモール広島府中ソレイユ
 
 今回の頒布会は雨の2日間でしたが、ソレイユにはたくさんのお客さまがおいででした。3階ムーンギャラリーの頒布会場に足を止めて、ユニセフのカードやグッズをご覧くださいました。

               

 ユニセフのロゴマークを見て、すっと募金箱に募金を入れてくださる方や、小さなお子さんのためにおもちゃを選んでくださる方。いろんな方にお会いすることができました。
 国際支援に関心を持っているとお話をしてくださる方もいて、機会があればイベントなどにも参加したいともおっしゃっていました。ボランティアの私たちがやりがいを感じるのはこういうお話ができるときです。

           

 毎年2回はイオンモール広島府中ソレイユさまのご協力をいただき、ユニセフのカード・グッズを直接見ていただく頒布会を行っています。
 またみなさまにお会いできますように。

                募金額 : 5,613円
 
 ご協力ありがとうございました。
 
                                         ページTOP
2012年24日(木)

事務所訪問
 

 岐阜県高山市立荘川中学校の三年生の修学旅行には、平和学習の一環として広島で平和にかかわる活動を行っている団体への訪問研修があります。
 
                

 「生き方の一環として、仕事ややりがいについての見識を深める」ことを目的として、昨年に引き続き、広島県ユニセフ協会へも1名の生徒さんがお越しくださいました。

 ビデオを見ながらユニセフの活動紹介をさせていただいたり、ネパールの水がめ運びを体験していただき、世界の子どもたちの様子も一緒に学びました。

           

 そして、ボランティアひとりひとりの小さな力が集まって当協会も活動し運営することができ、そのことが世界の子どもたちにつながっていることに喜びを感じることをお話させていただきました。 

今回ご訪問くださった生徒さんや世界の子どもたちみんなが、安心して暮らすことができ、将来の夢を持ち、その夢に向かってすすめる環境をつくる。その支援の輪を広島からも広げていきたいと思います。

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2012年5月11日(金)

プチ学習会「ゆにひろカフェ」第3回
~「教育について考えよう」

 
 広島県ユニセフ協会ボランティアの学習チームが、ユニセフの活動や世界の子どもたちの状況をもっと知りたい、伝えたいと思って始めた気軽に参加できる学習会「ゆにひろカフェ」が3回目を迎えました。今回は教育問題を取り上げ、みんなで考えてみました。

                

 今世界では1億人以上の子どもたちが学校に行くことができずにいます。ワークショップでは、読み書きができないことの不便さや教育を受けることができない理由、学校に行くことによる利益をみんなで考え、改めて教育の大事さを確認することができました。

                

 ユニセフは世界各地で教育の問題に取り組んでいます。ユニセフ・スタディーツァーで学んだラオスやフィリピン、インドネシアの事例も紹介しながら、学校建設や学用品の援助、教師の育成、働かなくてはならない子どもたちを対象とする学校外教育などの多岐にわたるユニセフの支援活動について学びました。今回の参加者は9名。楽しく交流し、充実した時を過ごしました。

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2012年5月3日・4日・5日

2012フラワーフェスティバル出展

平和大通り 国際交流ひろば
 

 まつりの名前の通り、花々が咲き始め新緑まぶしい中、お天気にも恵まれた3日間、2012フラワーフェスティバルは、平和大通り周辺は沢山のお花に彩られ、1687千人もの人出の中、盛大に開催されました。

 広島県ユニセフ協会も国際交流ひろばに出展しました。ユニセフカードや製品の頒布を楽しみに毎年ブースに立ち寄ってくださる方や、「日ごろは何にも協力ができないので、楽しいグッズを購入することで、世界の子どもたちの支援になるならば・・・」とご協力くださる方もおられ、とても励みになります。

           

子どもたちにもユニセフを知ってもらおうと始めた牛乳パックでつくる「ユニセフキューブ」工作は今年も好評でした。ユニセフロゴシールと思い思いのシールや自分で描いた絵を組み合わせて、6面キューブをつくります。みんな、根気よく作ってくれました。 あっという間に6面ユニセフロゴが揃う子もいれば、何度やってもうまくいかない子。それでもあきらめません。

             

 キューブ作りが終わったら、ボランティアさんからユニセフの活動についてのお話もしっかり聞いてくれました。

今年のフラワーフェスティバルもディズニーパレードやNHK大河ドラマ「平清盛」のパレード、よさこい踊り、ステージ発表など3日間、さまざまな出し物があり、大いに盛り上がりました。広島県ユニセフ協会にとっても、多くのみなさまにご協力をいただくことができ、また他団体のみなさんと一緒に交流も深めることができた充実した3日間でした。

ありがとうございました!!

              募金額 : 4,723円 
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2012年4月11日(水)~15日(日)

子どもたちの3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展
アステールプラザ市民ギャラリー

 
写真展報告②
 14日15日の講演会には合わせて73名の方が参加してくださいました。

4月14日(土) 

★広島県ユニセフ協会ボランティア 小松真理子さん

 
 小松さんは42日から岩手県盛岡市に設置されたユニセフ岩手緊急支援チームにボランティアとして参加され、さらに5月より嘱託職員として活動をされました。小松さんの活動とユニセフの支援について報告してもらいました。

              
 
 まず、子どもをケアするための調査から始めましたが、避難所に子どもの姿が見当たらなかったそうです。内陸に避難していたり、子どもを連れて避難所に入ることを遠慮して半壊した家にとどまっていたりして、既存の幼児施設を復活させる必要がありました。自治体のデータが紛失しているので、避難所を訪ね、幼稚園保育園の先生方に会って、園の再開のためのニーズを聞き取り調査などされました。震災直後の子どもの居場所がなくなっていたことが目に浮かびます。

全国からさまざまな支援物資が被災地に届きましたが、ユニセフも子どもたちに学用品を送りました。
 岡山ユニセフ協会を中心に香川、愛媛、広島からもボランティアさんが駆けつけ、5日間で16,000人分の岩手の小中学生の学用品を1人1人の袋にセットして送りました。このように11人にセットして送られた学用品は現地ではとても喜ばれたそうです。 
 学校現場では、先生方もさまざまな対応に追われ、届いたそのままを児童・生徒さんたちに渡すことができるという配慮は喜ばれました。これもユニセフの活動であるという報告もあり、西日本で活動する私たちの小さな力が支援につながっていることを実感できました。

そして、がれきやほこりで外遊びができないので、内陸の遊戯施設や自然の中で遊べるよう子どもバス遠足や幼稚園保育園のバス遠足の支援の話もとても興味深かったです。子どもたちは笑顔でいっぱいで遊び、大声でおしゃべりもし、そんな姿を見ている大人たちも元気をもらえます。
 被災地の子どもたちは、おとなしく大人の様子を見ている感じでしたが、子どもたちなりに震災復興に取り組もうとしている意思を感じたそうです。 とてもうれしく、頼もしく感じます。

 ユニセフの活動のモットーの「Build Back Better(よりよい状態に戻していく)」を基に子どもに優しい復興計画を立て、心理的ケアや1人親になったお父さんへの支援も引き続き行っていくこと、また、福島原発事故の放射能影響を軽減するために子どもの保養プロジェクト実施しているお話など、ユニセフが被災地で子どもたちのために心のこもった活動をしていることをとてもわりやすく報告してくださいました。

               
    
 最後に、今回の震災では、子どもたちは多くのマスメディアの被写体になりましたが、ユニセフは「EYE SEE TOHOKU」というプロジェクトを行いました。子どもたちがカメラを持ち、自分たちの生活を写すというものです。 子どもたちの撮った写真には絶望ではなく、希望が写しだされているそうです。
 またいつの日にか、この「EYE SEE TOHOKU」の展示ができ、東北の子どもたちに会いたいと思います!!


★広島市被災者支援ボランティア本部 満島裕直さん

 石巻市でのボランティア活動に2011年4月と8月に行かれた経験をお話していただきました。
                

 4月は石巻市渡波地区で民家を借りて入浴つき地域サロンを開かれたそうです。借りた家からがれき撤去や清掃をするのはボランティアのみなさん。
 サロンは“お茶っこ”しながら体験を話し合い聞きあう場所になり、人のつながりを再生する場になります。地元の人々のつながりと全国の支援者のつながりがあったから実現したと語られました。
 民家のがれきの撤去を行うと、がれきの中から母子手帳やへその緒などが見つかったそうです。がれきには生活の証が詰まっていると思ったという言葉が印象的でした。

 8月には桃生地区で仮設住宅の被災者支援をされました。仮設にはいろいろな地域の人が入居してきて、新しい人間関係をつくらなければならないので、独り暮らしの方は閉じこもりがちになるということです。
 住民が顔なじみになれるように交流会を開く活動をされました。
元気笑顔回復プランと言われました。仮設住宅のみなさんを支える活動を続けられるそうです。

★広島市被災者支援ボランティア本部 
 ・井田智絵さん 福原直美さん 岡崎千草さん

 東日本大震災が起きたことで、ボランティア活動をはじめられました。広島市被災者支援ボランティア本部に登録され、10月に南相馬市へ行かれた経験を話していただきました。
 仮設住宅でのお茶会サロンに参加し、それぞれの得意なことでサービスをされました。手芸を教える人、マッサージを施す人、ギターを弾いてくれる人、いろいろな特技をいかしてサロンを盛り上げられました。広島から行くのでもちろんお好み焼きを作って食べていただいたそうです。

井田さん:サロンでクラフトテープのかご作りが始まったのを受け、広島で販売をすることで支援を続けていく、支援することを自分の生活のなかに繰り入れたいと語られました。
                                 

福原さん:手芸で協力されました。帰られてからは、手芸品の材料を送り、組紐こけしや折り紙くす玉を制作してもらっているそうです。作品はを5月のフラワ―フェスティバル東日本大震災支援のブースで販売されるそうです。

                                           

岡崎さん:南相馬市の被災の様子をスライドで紹介してくださいました。福島原発の問題もあり、日々の生活が成り立つのかとても心配されていました。
所属されている友の会の被災地支援として、裁縫セット・手作りおもちゃ・通園バックなど手作りの品を送っていることもお話されました。

                                  
    


4月15日(日)

被災地での医療支援活動の報告
   広島医療生活協同組合共立病院内科部長 西原一樹さん

 2011年4月3日から1週間、宮城県での医療支援活動に参加された西原先生に、病院での医療支援や避難所での診察の様子をお話しいただきました。

          

 被災地域の診療体制が完全に崩壊し、ライフラインも長期にわたって断絶し物資の供給も困難を極め、避難所も広範囲に多数が点在して医療支援も困難な状況の中で、避難所では慢性疾患の悪化や感染症とストレス性体調不良への対応・管理が重要となったとのことでした。
 避難所における被災者の生活の厳しさや、医療活動の大変さの一端を知ることができました。被災者の方々の健康の回復と共に地域医療の早期の復興が求められています。

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2012年4月11日(水)~15日(日)

子どもたちの3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展
アステールプラザ市民ギャラリー
 

写真展報告①

 桜も満開を過ぎ陽春の時期を迎えた4月。昨年来準備してきた写真展を5日間に渡って市民ギャラリーで開催しました。

 前日10日の設営にはボランティア15名が駆けつけてくれました。

          

 5時間かけて市民ギャラリーに128枚の写真を展示し、関連書籍類の展示コーナー、DVDと報告会のコーナー、世界からの支援とメッセージのコーナー、ユニセフ製品の頒布コーナーを準備して、11日の朝を迎えました。

                

 昨年3月11日の東日本大震災直後の被災地の写真は、あの時そこにいた人たちの表情をとらえ、たしかな真実を見る者につきつけてきます。

          

 避難所でたたずむ子ども、親をしたって手紙をかく幼女、がれきの中で思い出の品を探す人々、亡くなった妻を抱いて号泣する夫、救援した子どもに寄り添う自衛官。

          

来場の多くの方の、涙をこらえながらじっくりと見入っている姿がとても印象に残っています。

 来場者の20%の方が感想アンケートを書いてくださいました。7歳の子どもさんから85歳の男性の方まで、実にたくさんの想いを残していかれました。

アンケートより(一部省略しています。原文の表現のままを写させていただきました

・すてられた動物たち、とってもとーてもかわいそう。ながされた家ながされた物や人、なんでじしんがおきるんだろう、なんでつ波がおきるんだろう、いろいろかんがえました。(小学生女子)

・ボランティアのみなさんはいろいろなことをやっていきながら大しんさいにあったひとたちをはげましたことがよく分かりました。(小学生男子)

・東日本大しんさいで多くの方がぎせいになられた現じょうがわかり悲しくなりました。ふっこうのてだすけになることがあればしたいと思いました。(10代 女性)  

                                                                                

・つらい思いをしている人々の心の支えになりたいと思います。色々な写真を見て、こんな私が涙を流してもいいのかな、と思いましたが、涙があふれました。(10代 女性)

・自分たちの見たことがない震災の影響が見れた。見て良かった。この光景をわすれないようにしたい。(10代 男性)

・ただ泣くことしかできなかった。いかに自分が無力なのか、無知なのか。目の前にある現実に対しても何もできないことのいら立ちも。今大学でボランティアア活動をやっているが、果たして被災された方々の役に立っているのか。けれど今自分にできることは、今の活動をしっかりとやること、被災した時の記憶を忘れないこと、そして伝えること。小さなことしかできないが続けていく。(20代 男性)

・私は東北に2回ほどボランティアで行かせていただいたのですが、私が行った場所の写真もあり、涙をこらえられませんでした。学生ですが、学生なりに東北とつながっていられる支援や活動をしていきたいと思います。(20代 女性)

                       

・TVの報道と違い、一瞬一瞬の恐怖と悲しい思いが伝わってきました。(20代 女性)

・今とても心にずしっとくるものがあります。今日ここへ来たことは、今日からの自分にとって、とても大事な時間になりました。(30代 女性)

・被災者の方々のつらさ悲しみを思うと胸につきささってきた。体験していない私たちにも悲惨さ被災者の思いを感じることのできるいい企画だと思います。(30代 男性)

・どんなにか恐ろしい辛い思いをされたか、当たり前だった普段の生活がどんなにたいせつな思い出となっておられるか、想像しながら写真を拝見しました。胸がつぶれる想いで、涙が止まりませんでした。(40代 女性)

・東日本大震災緊急募金を昨年したが、どのように使われていったのか、写真を順序どおりに見ていくとよくわかった。1年レポートもゆっくり読もうと思う。(40代 女性)

・改めて写真を見ることで、支援を継続していくことの大切さを再認識させていただきました。(50代 男性)

・すばらしい写真の数々です。もう一度3.11をみつめなおすよい機会になりました。(50代 女性)

          

・地震・津波のしゅんかんをダイナミックにつたえており、今さらながらすごさに胸がひきしまった。時間の変化と共に、事故後の問題が山積みされていく様子がよくわかった。(60代 男性)

・被ばくの時をおもいだしました。妻の上におおいかぶさっていた男性の写真。心情を考えると涙が出ていけませんでした。でも元気をだしてほしいと思います。(70代 男性)

・写真は本当に貴重な記憶。そして人の証。大きな資料となります。今後「私たちは忘れない」を合言葉に、またいつかこの写真たちに再会したいです。復興したまち・人の笑顔とともに。(年齢不詳 女性)

 DVDコーナーでは日本ユニセフ協会作成した「手紙プロジェクト」「祈りのツリープロジェクト」「ハッピーバースデイ3.11」「池上彰さん岩手大槌町視察」をパソコン画面でいつでも見られるように流していました。興味深く見入ってくださっていました。

          

 関連書籍類の展示コーナーでもじっくりと読んでいらっしゃる姿がありました。

          

 「世界からの支援とメッセージ」は日本が今まで支援をしてきた開発途上国の人々が被災に心を寄せて日本を案じてくれている様子が伝わってきました。
 
 コペンハーゲンの物資供給センターから送られてきたユニセフのレクリエーションキット(ミニバスケットボール・ミニサッカーボールなどスポーツ用品、ミニ黒板とチョーク、ノートなどが入っています。)はとても珍しく子どもたちの興味を引いていました。

 数多くの方が頒布のコーナーにお立ち寄りくださり、ご協力くださいました。

          

 写真展には5日間で737名の方にご来場いただきました。
 ありがとうございました。
 
      会場で行いました講演会の様子は報告②でお知らせします


              募金額 : 53,976円
      会場での募金は東日本大震災緊急募金に振り込ませていただきました。
                                   ページTOP
2012年3月9日(金)

プチ学習会「ゆにひろカフェ」第2回
~「命をつなぐ水、命をうばう水」

 
「ゆにひろカフェ」は、広島県ユニセフ協会ボランティアの学習チームが、ユニセフの活動や世界の子どもたちの状況をもっと知りたい、伝えたいと思って始めた、気軽に参加できる学習会です。
 第二回目となった今回は水を取り上げ、人間と水の関わり、開発途上国での水をめぐる問題やユニセフの支援について学びました。

                

 私たちが毎日何の気なしに使っている水は、命を維持していくのに欠かせないものです。しかし世界では約10億人の人たちがきれいな水を得られない状況にあります。きれいな水が得られないと子どもたちも病気にかかりやすく、毎年たくさんの子どもたちが単純な下痢性の病気で命を失っています。近くで水が得られない地域では水汲みが子どもたちにとって大きな負担となり学習の機会を奪われることもあります。
 こうした地域での井戸づくりや衛生指導、トイレの設置といったユニセフがすすめている支援について学びました。

                

  今回の参加はボランティア含めて6名。お茶を飲みながら楽しく学習し、交流を深めることができました。
 次回は「教育」をテーマに5月に開催予定です。誰でも参加、気軽に学習できる「ゆにひろカフェ」においでください。お待ちしています。

                                    ページTOP
2012年3月3日(土)

ユニセフ講座
守れるはずの子どもの命~母と子の保健・栄養
 

 3月3日ひな祭り。日本では女の子の成長を祝う楽しい日。暖かい一日となったこの日、西区民文化センター会議室でユニセフ講座を開催しました。テーマは母と子の保健と栄養です。

                

 ワークショップ「5歳の誕生日をむかえられない子どもたち」
 世界には5歳未満でなくなる子どもたちが760万人。4秒に1人の子どもがなくなっている計算になります。その原因は何かを考えてみました。

           

病気、栄養不良、戦争や紛争、自然災害、虐待などつぎつぎに原因になりそうな事柄があがってきました。統計を見ると一番多いのは出産前後の問題、そして肺炎や下痢、マラリヤ、けが、エイズ、はしかと続きます。次に対策としてはどんなことができるか考えてみました。予防接種、栄養改善、井戸やトイレをつくる、保護するなどの対策がでてきました。

                     

 子どもたちが健やかに育つように、ユニセフは開発途上国にむけて、予防接種の普及、安全な水や衛生的な環境、母乳育児の推進、栄養改善などの支援を行っています。物資や人員を送るような直接的な支援もしますが、その地域の人たちに技術を伝えたりして育成をはかるという間接的な支援の仕方もあります。地域が自立していけるようにするのが目標なのです。
 支援するためには資金が必要、先進国から募金でユニセフの支援を手伝うことができるのだと改めて学びました。

 ネパールの出産事情 サビトリ・サポコタさん
                 
(広島大学大学院保健学研究科在学中)

 インドと中国に挟まれたヒマラヤ山脈に位置するネパールは人口2,662万人。女性が51.44%を占め、15歳から49歳の1人の女性が一生に産む子どもの数は2.6人(日本は1.39人)です。自宅出産が80%を占め、親族や友人の介添えで出産というのが普通です。そのため医療ケアを受けることができず妊産婦の死亡率が高いそうです。サビトリさんは病院での出産と子どもの父親の立ち会い出産を進めたいと話してくださいました。
 
           

 ネパールでは女子の識字率が低く、夫に頼らなくては入院することも移動することもできなくて、さらに出産に男性が関わることを嫌うというのが現状だそうです。お産に立ち会うことで男性の意識を変えたいと考えておられます。
 政府は病院での出産を奨励するために費用を無料にしたり交通費を補助する方法をとっていますが、病院には親族や友人が入ることができないので独りになるのを嫌って、というのが妊婦さんが自宅出産を選ぶ理由の一つにもなっているそうです。

 ネパールは山岳地帯ですから、鉄道がなく自動車が主な交通手段。飛行機での移動手段もありますが天候に左右されるので、緊急時に間に合わないことが懸念されるそうです。日本に来て、山をトンネルで貫いた高速道路を知って、ネパールでもできたらいいのにと思われたと伺いました。
 サビトリ・サポコタさんは2児の母、二人目は広島で出産されています。日本の健康保険を利用することができ、出産でも病気でも安心して医療を受けられるのが素晴らしいともお聞きしました。
 母と子の命を守るためには、インフラも医療制度も男性の意識も変えなければならないネパールの出産事情でした。

 ラオスにおける学校保健 吉田いつこさん
                   (広島大学大学院保健学研究科在学中)
 東南アジアの中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた人口621万人の国ラオス。インドシナ戦争やベトナム戦争、さらに内戦を経てようやく1975年に国の形が整いました。                 

 吉田さんのお話では、識字率は男女の差はほとんどなく、女性の地位の高い国だそうです。ここの出産も病院では17%、助産婦の介添えを受けての出産は20%。自宅で医療ケアを受けることなく出産する率はやはり高く、妊産婦死亡率も高くなります。

                

 吉田さんはラオスで学校保健をすすめる研究をされてきました。
 ラオスの教育制度は1980年代になって整い、現在、義務教育である初等教育が5年、中等教育が7年だそうです。
 初等教育の学校はコミュニティの力でつくることもできます。吉田さんの行かれたサムケート村では1981年に18歳の女の子が始めた学校があり、そこは女の子が子どもたちに教えながら教員資格を取って、正式な学校になり、設備も徐々に整って行きました。
 「どんな僻地にも学校はある。学校にはマンパワーが確実にある。先生は高学歴で村人に尊敬されている。学校は地域みんなのもの。」だから学校で保健教育を行えば地域全体に広がって行く。
 学校で子どもたちがトイレを使う習慣や手洗いの習慣を身につけてくれば、親世代にもその習慣が伝わっていく。栄養についての知識も、けがや病気への対応の仕方も、子どもたちの知恵となってその周りの人たちに伝えられ広まって行きます。
 「学校にはマンパワーがある。」この力強い言葉には未来への大きな希望が込められていると感じました。

 
 最後にユニセフの活動紹介もさせていただきましたが、お二人のお話に夢中になりつい予定の時間を過ぎてしまうほどでした。

 
                

 
 吉田いつこさんはこの春大学院を卒業され、4月からは奈良県の天理医療大学看護学科で講師をされるそうです。ご活躍をお祈りしています。

 参加のみなさま、サビトリさん、吉田さん、ありがとうございました。

                                    ページTOP

2012年1月29日(日)

福山生協まつり出展
 

 1月29日(日)に、福山市ビッグローズでおこなわれた生協ひろしま福山生協まつりに出展させていただきました。生協ひろしまの事業や商品の紹介コーナー、こどもの遊び場や食バザーなどの楽しいコーナーが設けられた会場にはお子さん連れの来場者が多く、終日にぎわいました。

                     

 広島県ユニセフ協会はユニセフすごろくとカード・グッズの頒布を行いましたが、すごろくを通して世界の子どもたちのことを知っていただくユニセフすごろくは子どもたちに好評で、たくさんの来場者がありました。

           

 カード・グッズも多くの方にご協力いただきました。

 ご来場・ご協力いただいたみなさま、生協ひろしまのみなさま、ありがとうございました。
                                    ページTOP


学習会への講師派遣

 2012年11月22日(木)

広島市立井口高校
       「人権・国際理解講座  世界の子どもたちの今」

 

 広島市立井口高校1年生324名の皆さんを対象に、ユニセフの活動紹介、特に紛争下にいる世界の子どもたちの現状をお話しました。子どもが兵士として駆り出されること、突然起こる紛争で親を亡くし、家も学校も無くし、平穏な日常が奪われることの苦しみを一緒に考えてもらいました。

生徒の皆さんからは、日本に住んでいる私たちにとって、紛争に限らず、想像しにくい環境の下で生きている子どもたちが沢山いることを知り、まず自分たち自身を大切にし、身近なところにも世界にもさまざまなことに関心を寄せていきたいとの感想もいただき、とても有意義な講座になりました。

               

   生徒さんの感想から
・世界には兵士として働く子どもたちがおり、とても悲しい現実だと知った。
・戦争を目の当たりにした子どもたちは心の傷を一生負うことになり、大きな影響を受けることもわかった。世界中が戦争しないようにするにはどうすべきかを私たちが考えなければならないと思った。
・毎日、しっかり食べられなかったり、学校に行けない子ども達がいることを知って、自分たちがどれだけ恵まれているのかを思い知りました。これからは、1日1日を大切にしようと思います。

 広島市立井口高校1年生の皆さん、ありがとうございました!!

                                         ページTOP
2012年11月8日(木)

世界がもし100人の村だったらワークショップ
ノートルダム清心中学校
 
 今年もノートルダム清心中学校にお招きをいただき、中学一年生の生徒さんと“世界がもし100人の村っだたら”のワークショップを行いました。
 1年生の4クラス178名が体育館と講堂の二つの会場に分かれて、それぞれのファシリテータ―によって、世界の人口や言葉の多様性、文字が読み書きできなかったら、富の配分の比率を学びました。

          
 
 このワークショップは配られた役割カードに合わせて動きますが、同じ言葉を話す人を探す場面では、たとえば中国語のカードを持った生徒は大きな声で「ニーハオ!」と呼びかけながら、仲間を見つけあっていました。みんな活発で積極的にワークショップに参加してくれ、国際社会に関心が深いことが伺われました。

                 

 ユニセフの活動の話やビデオ“ユニセフと地球のともだち”も熱心に観て聴いてくれました。終了後にも直接ボランティアに質問をしてくる生徒さんも多く、ストリートチルドレンのこと、地雷のこと、東日本大震災でのユニセフの活動などなど関心の高さにボランティア一同感心しました。

 とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
 ノートルダム清心中学校の先生、生徒のみなさん、ありがとうございました。

                                    ページTOP

2012年10月17日(水

世界手洗いダンス出前講習
広島YMCA保育園

 
 昨年に続き、今年も広島YMCA保育園で3歳から6歳の93人の園児さんに手洗いの講習をさせていただきました。
 部屋に入ると、待っていた園児の皆さんから元気の良いご挨拶をいただきました。昨年の訪問を覚えていてくれたお子さんも多く、最初からなごやかな雰囲気で楽しくすすめることができました。

           

 最初に水の大切さや、世界にはきれいな水が得られない地域のあることを紹介。次いで手洗いの大切さをペープサートで伝えました。そして手洗いの方法をダンスで紹介し、みんなで楽しく手洗いの方法を学びました。

           

 最後に子どもたちが学校にも行けずに水汲みをしている例を紹介し、実際にネパールで使われている水がめに水を入れて持ってもらいました。水をいっぱいにしたら15Kgもある水がめは、今回水の量を半分程度にしましたが、それでも口々に「重い!」。水汲みの大変さをわかってもらえたのではないでしょうか?

                

 園児の皆さんは良くお話を聞いてくれ、質問すると手をあげて元気よく答えてくれました。これから風邪やインフルエンザの発生する季節です。手洗いに気をつけて元気に冬を乗りきれると良いですね。YMCA保育園の皆さん、ありがとうございました。

                                    ページTOP
2012年10月11日(木)

世界手洗いダンス出前講習
信愛学園 のぞみ幼稚園
 
 10月15日は世界手洗いの日です。それに先だって、11日にのぞみ幼稚園へ出前講習に伺いました。年中組80人年長組74人の園児さんに“水のお話”と、手洗いは自分の体を自分で守るために誰にでもできることや、きちんとていねいに洗う手順を世界手洗いダンスを使って講習させていただきました。

               

 幼稚園のお遊戯室を使わせてもらい、最初に年中さんのクラスに講習。お話もしっかり聞いて、ダンスも元気いっぱいに踊ってくれました。最後にネパールの水がめ運びにも挑戦してもらいました。

           

 続けて年長さんのクラスです。質問にもはきはきと答えてくれ、ダンスもしっかり覚えてくれました。

           

 最後に「お家に帰って家族のみんなにも教えてあげてね。」と言うと元気に「はい!」とお返事してもらいました。

 のぞみ幼稚園の先生方、園児のみなさん、ありがとうございました。

                                    ページTOP
2012年7月31日

生協ひろしま三原コープ委員長会学習会
世界の働く子どもたち


本郷生涯学習センター
 
 生協ひろしま三原コープ委員長会の学習会にお邪魔し、児童労働を体験する「インドの紙袋づくり」のワークショップをさせていただきました。
 世界には学校に行くことも友だちと遊ぶこともできずに働いている子どもたちがたくさんいます。インドで実際に行われている袋づくりに親子で挑戦してもらいましたが、小さい子どもたちにとっては袋づくりも大変で、もらえるお金もほんの僅かでしかありません。袋づくり体験を通して働いている子どもたちのことを考えたり学校に行くことの大切さを話し合った後、世界の子どもたちの様子とユニセフの支援活動を紹介しました。

                

 学校に行けなかったり、病気や貧困、飢餓、戦争に苦しんでいたりと、日本では考えられない生活をしている子どもたちのことが心に残ったようで、参加した子どもたちは「世界では困っている子どもたちがいることがわかった」「ユニセフの募金活動の意味がわかった」といった感想を口々に話してくれました。  
                 

 ネパールで使われている水がめを実際に運んでみての水くみ体験では、その重さに驚きの声があがりました。世界にはいろいろな人たちが住んでいて、様々なくらしをしていることを知り、世界への関心が広がれば嬉しいですね。
 生協ひろしま三原コープ委員長会の皆様、ありがとうございました。


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2012年7月28日

イコールふくやま学習会
世界の子どもたちを知ろう!!~働く子どもたち

福山男女共同参画センター 大会議室
 
 夏休みに親子で参加できる学習会として福山市男女参画センターの企画で出前講座を行いました。 小学生とその親御さん、9組19人の皆さんとさまざまな厳しい環境で生きている世界の子どもたちについて一緒に考えました。特に学校にも行けず、働く子どもたちについて、「インドの紙袋作り」ワークショップや水がめ運びなどを通して、その生活の厳しさを知りました。 
 一生懸命に紙袋を作ってもほんの少ししかお金にはなりません。学校に行くための文房具も買えない、しっかりご飯も食べることもできない・・・、そんな子どもたちがいることや学校で勉強することがどんなに将来のためになるのか、実感していただけたようです。

          

水の入った水がめも持ち上げてもらいました。「わ~、重たい!!」 「腰が痛くなりそう!!」 「これを持って歩くなんて、できるわけない!!」と口ぐちに感想を言ってくれました。 水運びのために学校に行けない子どもたちがいることと併せて、お水の大切さも知ってもらうことができました。
 ロンドンオリンピックの開会式があった日でもあり、地球上にはたくさんの国があって、多様な民族・生活習慣の違いなどもあることもみんなで話し合いました。

           

 この学習会をきっかけにこれからも同じ地球に生きる子どもたちのことにも関心を寄せ続けていただきたいと思います。また、参加してくれた児童のみなさんはみんな将来の夢があります、その夢に向かって、毎日を元気に大切に過ごしていただきたいと思います。

 ご参加いただいた親御さんの感想を紹介します。
 ・世界に目を向けるよいきっかけになったと思います。オリンピックを見ながらでも,世界についての話を子どもとしたいと思います。やっぱり子どもの笑顔が何よりですね。
 ・袋を作る作業やビデオなど,子どもたちにもわかりやすくよかったと思います。
 ・子どもにもわかりやすい説明でよかったと思います。
 ・ワークがよかった。子どもも親も楽しめた。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!

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2012年2月4日(土)

ボランティアについて
ノートルダム清心中学校高等学校 NDA委員会

 

 今年もノートルダム清心中学校高等学校のNDA委員会に招かれて、38名の12歳から17歳の生徒さんたちとワークショップを行いました。

 NDA委員会からいただいたテーマは「ボランティアについて」。ボランティアをしようとするとき、どんな場面でどんなことが自分にできるのか、考えてしまいますね。広島県ユニセフ協会でボランティアをしているメンバー9名も、興味を持って一緒にワークショップに参加させてもらいました。

 集まった47名で最初に「4つの窓」でアイスブレーク。自分の名前・好きなことや趣味・将来の夢・ボランティア活動の経験を書きだして、自己紹介をしました。多くの生徒さんがボランティア活動に興味を持っていて、募金活動などに参加したことがあるということでした。また何らかの形で人の役に立ちたいという夢も持っておられます。前向きな姿勢に、私たちユニセフボランティアも刺激を受けます。
               

 本題のワークショップは「援助する前に考えよう」。

 タイの山村でトレッキングツアーに行ったら、小さな貧しい村の小学校に5ドル募金してほしいというお願いの看板が立っていた。それは何年か前にここへ来た日本人の学生アイ子が、文房具も不足する小学校のために立てたもの。もちろんアイ子も日本に帰って学生仲間に話して募金を集め、その村に贈るという活動をしている。という設定で、このアイ子の活動をどう思うかグループで話し合いました。

           

 募金のお願いに対して、アイ子の善意と行動力に共感もありました。自分は出せるかな?という思いから、出したお金がきちんと使われているかな?募金が村社会にどんな影響を及ぼすかな?と深く考えていくようになりました。そして、アイ子の活動をよりよいものにするには、社会的にもっとアピールする。組織だったものにして信頼性を増す。行政やNGOとの連携をもって活動する。などの提案が生徒さんから出てきました。
  
           

 「ボランティアは自己満足ではいけないということが分かりました。」支援先の経済力や社会のあり方やニーズを考えて支援するべきだと感じてもらえたと思います。

 NDA委員会のみなさん、先生方、ありがとうございました。

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2012年1月31日(火)

ユニセフ学習会
服部小学校6年生
 

 昨年に引き続き、福山市立服部小学校の6年生の9名の皆さんとさまざまな厳しい環境で生きる世界の子どもたちの現状とユニセフの活動について学びました。

 まず初めは、2つのグループに分かれて、実際にインドやバングラデシュの子どもたちが一家の生活を支えるために行っている「紙袋づくり」を体験しました。10分間できちんと袋として使えるものが何枚できるでしょうか? そして、できた枚数を1日働いたとして、1日の収入は? みんな一生懸命に作りました。1つのグループは、1人あたり4円ほどです。もう1つのグループは2円にも満たない収入でした。こうして、学校も行くことができないで、一家の生活を支えている子どもたちが世界中には沢山いることを知りました。

                   

 次にインドネシアスタディーツアーに参加したボランティアさんによるスマトラ沖地震・津波で被災した子どもたちへのユニセフの支援活動の報告を行いました。長年、国内で民族紛争があった地域では、この地震・津波以降、みんなで力を合わせて、地域の復興と子どもたちの健やかな成長のために努力していることやユニセフの保健や教育の支援活動が子どもたちの将来の夢や希望の支えになっていることなど報告がありました。
  
          

 最後に世界150の国と地域でのユニセフの活動を紹介しました。ネパールの水がめ運びをしたり、地雷被害で苦しむ子どもたちの話も熱心に聞いてくださり、「僕たちの生活と全く違う生活をしている子どもたちがいることを知りました」、「自分たちの生活を見直してみたい」、「同じ年代の子どもたちのために何かできることがあると思う」、「今日知ったことを家族の人に伝えたい」などの感想をいただきました。

 服部小学校6年生の皆さん、ありがとうございました。

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募金活動

2012年12月28日(金)

広島光明学園ガールズクラブ募金贈呈
広島県ユニセフ協会事務所
 

 広島光明学園ガールズクラブの皆さんは、毎年、ハンド・イン・ハンド募金に取り組んでくださっています。 今回も1117日(土)、雨の降る中、スーパーマーケットフレスタさんの前で募金の呼びかけを行なってくださいました。 大きな声で「世界中のお友達のために募金をお願いします」と呼びかけてくださったそうです。 

 1228日(金)も大雨の中、保育園・幼稚園のガールズクラブの皆さんが広島県ユニセフ協会の事務所まで募金を届けにきてくださいました。 元気のよいガールズクラブの皆さんの「よろしくお願いします!」のご挨拶にとても暖かな気持ちになりました。

                 

                募金額 : 20,165 円

 広島光明学園ガールズクラブの皆さん、ありがとうございました!

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2012年12月15日(土)

ユニセフ ハンド・イン・ハンド募金@東広島
ゆめタウン東広島 正面玄関前
 

12月8日(土)の広島での活動に引き続き、12月15日(土)、ゆめタウン東広島のご協力を得て、ハンド・イン・ハンド募金活動に取り組みました。 広島大学のタイの留学生4名や地域のボランティアさんの約10名で、元気いっぱい、募金の呼びかけを行いました。

           

小さなお子様連れの買い物客をはじめ、多くの方から関心を寄せていただき、呼びかけの言葉にもしっかり耳を傾けてもらい、沢山のご協力をいただきました。

              募金額 : 13,181円

大雨の降る中、足を止めてくださったり、いったん車に荷物を置いて、再び募金をしてくださるために戻ってきてくださるなど、多くの方の暖かいお気持ちに触れることができた募金活動となりました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

                                          ページTOP
2012年12月8日(土)

ユニセフ ハンド・イン・ハンド募金@広島
 
 ユニセフ ハンド・イン・ハンドは、1979年の国際児童年に始まった募金活動です。世界の子どもたちの幸せと明るい未来を実現させるため、市民一人ひとりがボランティアとして参加することのできる身近な国際協力活動です。

 今年も、紙屋町そごうとエディオンの前、八丁堀の福屋本店前で募金活動を行いました。去年に続いて古田中学校の生徒さん11人と先生がボランティアに来てくださいました。そして先生の小学生の子どもさん、井口高校から二人の生徒さんも参加してくださいました。

     
 

 今年34回目は「ワクチンで、守ろう子どもの命」をテーマにして、募金の協力をお願いしています。年間120万人の5歳未満の子どもがワクチンがあれば予防できるはずのはしかやポリオなどの病気で命を奪われています。しかも予防接種を受けられない子どもの多くは、貧しい社会の最底辺におかれた子どもたちです。
 「子どもの数だけワクチンが必要です。1,000円ではしかのワクチン52回分になります。予防接種で守れる命を守るためにユニセフ募金にご協力をお願いします。」中学生の懸命な呼びかけに、多くの方が応えてくださいました。

     

                募金額 : 85,963円

 募金にご協力いただいたみなさま、暖かいお気持ちをありがとうございました。

 ボランティアのみなさん、小雪のちらつく寒い中、良く頑張ってくださいました。ありがとうございます。

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2012年12月7日(金)

生協ひろしま安佐南区④コープ委員長会 募金贈呈
広島県ユニセフ協会 事務所
 

 生協ひろしま安佐南区④コープ委員長会の皆さんが、生協ひろしまの組合員の皆さんに家庭で眠っている不用品の提供を呼びかけて、コープ安東店生協まつりでバザーを行いました。その収益の半分をユニセフ募金として、お届けくださいました。「世界中の子どもが笑顔で元気でいるのが一番!」と委員さんからコメントをいただき、地域の皆さまの暖かいお気持ちと募金をお預かりしました。

               

             募金額 : 26,030円

生協ひろしま安佐南区④コープ委員長会の皆さま、
ありがとうございました!!


                                         ページTOP

2012年11月29日(木)

中国労働金庫 東日本大震災緊急募金贈呈
広島県ユニセフ協会 事務所

 

中国労働金庫さんの社会貢献活動として、ろうきん・セブン銀行・イオン銀行ATMのご利用に応じた募金をお預かりしました。 「助け合う気持ちをつなぐ」をモットーに2012年7月から9月までのお支払い取引1件につき1円をろうきんさんのご負担で、ユニセフ「東日本大震災緊急募金」としてご協力いただきました。 

                

              募金額 : 859,008円

 ご支援、ありがとうございます!!

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2012年11月22日(木)

国際交流・協力の日「外国コイン贈呈」
(公財)広島平和文化センター

 

11月18日(日)、毎年恒例の「国際交流・協力の日」に広島県ユニセフ協会も参加しました。これは、広島市で活動する「国際交流・協力」に関係する団体が集まり、日ごろの活動紹介や民芸品バザー、世界の食を楽しみ、国際交流・協力の意味を考えるイベントです。

その企画ひとつのとして、広島県ユニセフ協会が運営する「世界のコインプロジェクト」があります。たんすの奥に眠っていたりする海外旅行の名残のコインや、この日のために1年間集めてくださったコインや紙幣を、多くの方がお届けくださいました。「小さな国際協力ね」、「世界の子どもたちのために役立ててください」などというお言葉もいただき、とても嬉しい気持ちになります。

こうして、1日受付をさせていただたい「世界のコイン」を「国際交流・協力の日」実行委員会からお預かりしました。

                 

           外国コイン : 4.75kg       

          外国紙幣  : 115枚

          日本円   : 12,859円

 皆さまから寄せられた暖かいお気持ちがこんなに多くの募金となりました。ありがとうございました!!


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2012年2月15日(水)

広島市立戸山小・中学校募金贈呈式

 

 毎年児童会活動としてユニセフ募金に取り組んでくださっている小学校と、中学校が、今年は協力して一緒に栄養不良に苦しんでいる世界の子どもたちの現状などを校内でお知らせする活動などを通して、募金の呼びかけをしてくださいました。

 募金贈呈式では、小学校・中学校の児童・生徒の皆さんより、「世界の子どもたちがみんな元気に生活できるよう、この募金を役立ててください」というメッセージとともに募金をお預かりしました。

 募金贈呈式の後、ネパールの水がめ運びの体験をし、安全な水が得られない子どもたちや水汲みなどの労働で学校に通えない子どもたちがたくさんいることなどをみんなで学びました。

              募金額 : 26,079円 

 広島市立戸山小・中学校のみなさま、ありがとうございました!!


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