活動報告

広島県ユニセフ協会では様々な機会で県内のみなさまに世界の子どもたちの生活とユニセフ活動を紹介するイベントを企画しています。
また地域での行事や他団体との交流に積極的に参加し、広島から世界の子どもたちへの支援を広げるために活動しています。
ぜひ、みなさまもご参加ください!!


 2020年の活動      
 
 12月
 
5日ハートビートエキシビション

 11月
 
23日 HIC世界体験デー出展
  15日 おれんじ元気出前授業

 
14日 国際フェスタオンライン講座
 
6日 比治山大学短期大学出前授業
 2日から 広島市立美鈴が丘高校出前授業

 
 10月

 22日 井口高校出前授業
 31日 平和公園碑めぐりオリエンテーリング
 17日 美鈴が丘高校ボランティア部あすなろ会


 9月

 30日 高陽東高等学校出前授業
 26日
 ユニセフ講座
 12日 中央図書館企画展

 
 8月

 8日 せこへい美術館出展
 7日 絵本の寄贈

 
 7月
 15日(水)~23日(木) ユニセフ・パネル展
 13日 山陽女子短期大学出前授業


 2月
 13日 全国協定地域事務局長会議
 11日 中国新聞ジュニアライター記事
  
 8日 ユニセフ講座 
     SDGsとわたしたちのくらしPart2 
 2日 ボランティア交流サミット
 2日 まつながカープヂェー


 1月
 10日 中国新聞ジュニアライター来訪
 9日 ノートルダム清心中学校出前授業
 9日 広島県生活協同組合連合会新春のつどい
 8・9日 広島インターナショナルスクール来所授業 
 

 

 2019年の活動はこちら
 12月5日(土) ハートビートエキシビション2020
 4回ハートビートフォトコンテストでの入賞作品の展示会「ハートビートエキシビション2020」が121日(火)~6日(日)の間、旧日本銀行広島支店で開催されました。

 今年は授賞式が中止となりましたが「広島県ユニセフ協会賞」を受賞された方は広島在住で会場にお越しになるとのことで、賞状と記念品を直接お渡しすることができました。受賞者さんは大学で写真専攻だったという5人のお子様を持つ若いお母様で、ご家族揃って会場にお越しくださいました。
 
            

会場では来場者に鶴を折っていただき、後日、千羽鶴にして平和記念公園に奉納するプロジェクトも行っており、写真のモデルになった4歳の双子の男の子も折り鶴に初挑戦。最後まで頑張って折ることができました。

世界中の全ての子どもが、このように家族に囲まれ幸せな子ども時代を過ごせるよう、願ってやみません

 11月23日(月祝) HIC世界体験デー出展 
 HIC(ひろしま国際センター)世界体験デーに「ユニセフすごろく」で参加しました。コロナ対策のため細心の注意を払っての小規模開催でしたが、様々な国のことを知り文化に触れることのできる楽しいイベントになりました。
 広島市立美鈴が丘高校ボランティア部の生徒さんたちは「ユニセフすごろく」で遊ぶちびっこたちに、世界には厳しい状況で暮らす子どもたちがたくさんいることをわかりやすく教えてあげていました。

                

 すごろくで遊んだ後、教科書やノートがない人たちのためにと、おこづかいを募金してくれる男の子もいて、遠い国々の人たちに心を寄せる大切さをずっと覚えていてほしいなと思いました。

 11月15日(日) おれんじ元気出前授業 
 広島市中区社会協議会よりお声がけいただき、60代~80代の方々が集まるサロン「おれんじ元気(まめ)」でユニセフとSDGsのお話をさせていただきました。

 参加されたみなさんは戦後、給食の粉ミルクを飲んだ世代の方が多く、それがユニセフの支援であったこともご存じで嬉しく思いました。子どもの頃には既に広島市内では水道設備が整っていたそうですが、戦後は道にあふれていた水を飲んだ経験があるなど、世界の子どもたちの厳しい状況を身近に感じておられました。支援物資を手に取って見学し、ユニセフへの理解をさらに深めていただきました。

              

 SDGsは耳にしたことがあるという方も多く、関心の高いみなさんでした。ユニセフ活動との関わりの深い目標16の事をお話し、子どもや孫の世代に少しでも暮らしやすい社会を残すために、今自分に出来ることを考えました。

 広島市立美鈴が丘高等学校ボランティア部の二人のお手伝いもあり、若い方の参加もとても喜んでくださいました。みなさん、ありがとうございました!

 10月22日(木) 広島県立広島井口高校出前授業
 広島県立広島井口高校で「子どもの権利って?」という題で出前講演会を行いました。

 最初に、1959年の「子どもの権利宣言」の採択から1990年「子どもの権利条約」の発効まで、ユニセフの活動を交えてその歩みを振り返り、次に権利条約の条文と「権利条約4つの原則」を関連して話をしました。
             

 次に、「ユニセフ基礎リーフレット」を使ってユニセフの活動は「どんな基準で」「世界のどんな地域や国で?」「どんな活動に?」「どのくらい募金を使っているの?」を知ってもらい、主に「生存と成長」「水と衛生」「教育」「保護」「緊急支援・人道支援」について子どもたちがおかれている状況とユニセフの支援活動について報告しました。

 最後に、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でどこの国の子どもたちも例外なく子どもの権利が脅かされる状況にあることにふれて「他人事ではない」と感じてもらえたのではないかと思います。コロナ禍の中、いつもより離れて体育館に座り、熱心にお話を聞いていただきました。
 みなさん、ありがとうございました!

11月14日(土) 国際フェスタオンライン講座 
 国際フェスタ(主催:広島平和文化センター)オンライン講座「Zoomで学ぼう!世界の子どもたちのこと、ユニセフのこと」無事終了しました。Zoomの操作をしてくださるボランティアさんと初めての配信で、厳しい状況にある世界の子どもたちのこと、ユニセフ活動のこと、当協会の広島県内での活動について、少しでも理解していただけたなら嬉しく思います。

             

 ホスト側の設定の関係で参加者の方々のお顔が拝見できず残念でしたが、最後までお話を聞いていただき、ありがとうございました!来年は国際会議場で賑やかに開催されると良いですね。その時には会場でお会いできるのを楽しみにしています!

11月6日(金) 比治山大学短期大学部出前授業
 牛田新町にある比治山大学に出前授業に行きました。短期大学部幼児教育科の90名の学生さんに「世界の子どもたちとユニセフ」と題して、子どもたちへのユニセフの支援についてお話しました。

 ユニセフの活動は子どもの権利条約にもとづいていることを知っていただくために、ワーク「守られていない権利はなんだろう」で、子どもから奪われている権利を考えてもらいました。体が不自由で学校に行けない子どものケースひとつにも、学ぶ権利や生きる権利、表現の自由の権利などなど、たくさんの権利が侵害されていると、深く考えた回答をいただきました。
              

 その後、世界の子どもたちの現状と支援について、5歳未満児死亡率や栄養不足の子どもの数値、学校に行けない子どもの数など、データを紹介しながらお話しましたが、想像以上の厳しい暮らしがあることに驚きの声がありました。私たちがどれだけ有難い暮らしをしているかに気づき、厳しい暮らしの子どもたちを支援する募金に少しでも協力していきたいという言葉もいただきました。

 ユニセフが支援している世界の子どもたちの現状は普段触れることのない情報なので、とても興味深く関心を持って聞いてくださいました。幼児教育科のみなさん、先生方、ありがとうございました。

11月2日(月)から 広島市立美鈴が丘高校出前授業
 11月2日(月)4日(水)5日(木)7日(土)の4日間、広島市立美鈴が丘高校へ出前授業に伺いました。2年生で家庭科を選択している生徒さんがユニセフやSDGsについて学ぶ授業です。4名の講師が同じ授業をそれぞれの日に担当するという初めての試みです。
 1時間目は「ユニセフとSDGs」というテーマで、厳しい環境で暮らす世界の子どもたちの様子や、その支援をしているユニセフの活動についてお話ししました。生徒の皆さんは事前に「ユニセフと地球のともだち」のDVDを見ていたので、理解をより深めていただくことができました。
 ユニセフの支援活動の話をとおしてSDGsの目標と繋がりがあること、コロナウイルス問題では医療・保健環境が整っていない環境にある子どもたちが予防のための手洗いさえも十分にできないなど、さらに厳しい状況になっていることを伝えしました。

             
 
 今回、実際に現地で使われている支援物資のサンプルと、「ユニセフってなあに?」のパネルを持参しました。生徒さんたちはユニセフの活動と結びつけながら興味深そうに手に取って見学していました。

 2時間目は、私たちのくらしとSDGsがどのようにつながっているか、ポテトチップスから考える授業をしました。
 私たちが毎日の生活の中で食べているポテトチップスなどの加工品には、植物油脂であるパーム油が多く使われています。安くて加工しやすいパーム油ですが、どこでどのように作られているのかをほとんど知りません。
 パーム油に関係のある写真を見ながら、そこにはどのような問題があり、それはSDGsのどの目標とつながっているかを考えるワークを通して、日々の生活の中に自分たちが知らないさまざまな問題があり、私たちの暮らしが世界と繋がっていることを知っていただくことができたと思います。

             

 今回の授業を通して、生徒の皆さんが世界の子どもたちのことを心にとめ、自分たちに何ができるかを考たり、行動につなげてもらえたら、嬉しく思います。

 10月31日(土) 平和公園碑めぐりオリエンテーリング
 秋晴れの土曜日、「新型コロナウイルス緊急募金チャリティウォーク~平和記念公園 碑めぐりオリエンテーリング」を開催しました。7歳から90歳までの幅広い年代30名の参加者がありました。

 この碑めぐりは、配布された地図を手に平和公園の中の17の碑を探して歩くというもので、数人のグループに分かれた参加者は地図を見ながら約1時間のウォーキングを楽しみました。

             
 その後は平和資料館地下の会議室で、この平和公園になっている場所には戦前はとても賑やかな街や人びとの営みがあったこと、広島の原爆は建物疎開のために集まっていた子どもたちの頭上に落とされたことなどを学びました。
             

 日頃は通り過ぎるだけのことが多い平和公園ですが、碑と向き合い、それらを建立された方々の想いに触れた意義深い時間を過ごすことができました。参加者のみなさん、ありがとうございました!

10月17日(土) 美鈴が丘高校ボランティア部あすなろ会
 広島市立美鈴が丘高校のボランティア部あすなろ会より、2年生8名の生徒さんと先生1名が、当協会の発送作業を手伝うために来てくださいました。みなさんは地域の児童館へ通う子どもたちと遊んだり、あしなが募金に参加したり、先輩から譲り受けた運動靴やジャージなどをきれいにして途上国へ送る活動などをされています。

まず事務所に展示してある支援物資を見学。学校でDVD「ユニセフと地球のともたち」を視聴済みのため、映像で見た物資を実際に見たり触ったり説明を聞いたりして、世界の子どもたちのことをより身近に感じてくれたようです。
              

 その後、当協会会報誌「ゆにひろ便りVol.33」と「チャリティウォーク」チラシを折る作業に黙々と取り組んでくださり、予定の作業も早々に終了。使用済み切手がユニセフ募金になることを知り、きれいにはさみで切り揃える作業もしてくださいました。
              

 作業を終えた皆さんは、今日来所してユニセフのことがよくわかった、これからも自分たちにできることをしていきたい、との感想を聞かせてくださいました。

 11月には出前授業で4日間学校に伺います。その時にまたお目にかかれるのを楽しみにしています!

 9月30日(木)広島県立高陽東高等学校出前授業
 広島県立高陽東高等学校の選択科目「世界事情」のクラスへ、出前授業に伺いました。2014年より毎年お声がけいただいています。

 1コマ目は「ユニセフと地球のともだち」の視聴に加え、世界の子どもたちが抱える問題とユニセフの活動について、より詳しい説明を聞いていただきました。また、新型コロナウイルスの影響により自分と世界の子どもたちに起こった事柄の共通点と相違点を挙げ、「子どもの権利条約カードブック」を見ながら、厳しい環境で暮らす子どもたちがどのような権利を侵害されているかについて考えました。
 2コマ目はSDGsの概要を学んだ後、3グループに分かれ、世界や自分の住む社会が抱える問題とその解決策をみんなで出し合い、SDGsは自分たちの暮らしに密着していることを学びました。

        
     

 「ユニセフってなあに?」のパネルと支援物資サンプル展示も1週間させていただけることになり、この科目を選択していない生徒さんたちも世界の子どもたちに心を寄せ、自分に何ができるかを考えるきっかけとなれば嬉しく思います。

              

 9月26日(土) ユニセフ講座「スマホから考える世界・わたし・SDGs」
 広島県ユニセフ協会として初の試みである、Zoomでの ユニセフ講座を開催しました。2年前から続けているSDGsとわたしたちのくらしを考えるシリーズ、今回はスマートフォンを通して考えます。

            

 身近なスマホの原料の鉱石は全世界中あらゆる国から採掘されていること、鉱石採掘が紛争の資金源になったり、採掘が環境破壊につながることもあるのでそういう地域からの鉱物は使わない規制があることなど、普段話題に取り上げられることが少ない情報も知ることができました。

 またスマホの製造段階での労働環境問題を考えるため、製造工場従業員やメーカー、消費者などの関係者になりきり、2つのグループでロールプレイングをしましたが、簡単に解決できることばかりではなく、問題の根深さなどにも気付かされました。 お互いの立場を知ること、話し合いの機会を作ることは、 現実社会での問題解決にも繋がることでしょう。
 
             
 
 スマホを取り巻く問題とSDGsとの関連を考え、最後のワークでは 「わたしたちにできること」として、参加メンバーの想いを共有することができました。

 9月12日(土) 広島市立中央図書館企画展資料展示
 広島市立中央図書館2F展示ホールにて、企画展「みんなのSDGs~できることからはじめよう」が開催中です。様々な分野の会社や団体のSDGsへの取り組みの紹介、SDGsに関する書物の展示、17の目標の達成率などを知ることができます。2030年までに「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現のため、今の自分にできることのヒントが見つかるかもしれません。当協会も資料展示で協力しています。1024日(土)までの開催です。
            

 広島市中央図書館3F「国際資料」コーナーのパンフレット・会報棚と、同じく3Fの「広島資料室」に、当協会の会報紙「ゆにひろ便り」が保管されています。中央図書館にご来館の折にはぜひ3Fにも足を運んで「ゆにひろ便り」を手に取ってみてください!
            
                    3F参考閲覧室にも国連関係資料のコーナーに置いてもらっています。

 8月8日(土)~8月16日(日) せこへい美術館出展
 「せこへい美術館(せかいのこどものへいわの美術展)」が旧日本銀行広島支店で開催されました。核や戦争のない世界の実現と世界中の子どもたちの幸せを願い、世界からの子どもたちの絵や、広島在住の作家さんたちによる写真・絵画・書などを展示。当協会もパネルと資料展示で参加しました。

            

 この美術館の主たるメンバーの広島高校生平和ゼミナールには昨年出前授業に伺い、ユニセフ募金の事前勉強会をさせていただきました。今年はコロナの影響で彼らは「ボディマップ」での参加となりました。畳一畳大の紙に自分の身体の輪郭を型取り、そこに自分の過去・現代・未来を書き込むことで、自分の身体が生きてきた過程でどのような影響を受けてきたかを図像化し、捉え直すことを目的としているそうです。

         
     

 期間中には、公開ワークショップや天野達志さんによるひとり読み語り芝居「父と暮らせば」も行なわれました。

 
 絵本の寄贈
 日本ユニセフ協会から発行された絵本「ユニセフとえがおのひみつ」と「ちきゅうからのしつもん」を、5-daysこども図書館(広島市こども図書館)を含む、広島市内5か所の図書館に寄贈させていただきました。幼い子どもたちが世界のおともだちに共感したり、自分たちの身近なところから地球のことを考えるきっかけになってくださると嬉しく思います。
                
 

今後は市内の幼稚園や保育園にも寄贈させていただきます。大人が読んでも楽しいですよ。事務所に置いていますので、来所の際はぜひ、手に取ってみてください。
 7月15日(水)~23日(木) ユニセフ・パネル展
 合人社ウェンディひと・まちプラザ1階ロビーにてユニセフ・パネル展を開催中です。開催時間は930分~22時、20日(月)は休館日、最終日は15時までです。

 戦後、日本の子どもたちがユニセフから支援を受けていた当時の懐かしい写真や、ユニセフがスポーツや遊びを支援に取り入れている様子をご覧いただけます。また、実際に現地で使用されている支援物資の一部も展示しています。    
            

 日本でも、戦争が終わっても食糧がないために多くの人たちが亡くなりました。そのような中で当時の子どもたちはユニセフの支援によって元気に育つことができ、世代を繋いで今があるということを、広く知っていただきたいと思っています。

 15日にはテレビ新広島さんが夕方のニュースでこのパネル展を紹介してくださり、より多くの方にご来場いただけると嬉しく思います。みなさまのお越しをお待ちしています!

 7月13日(月) 山陽女子短期大学出前授業
 1 年生のセミナーで社会貢献をテーマにユニセフと協会の活動についてお話ししました。新型コロナウイルス感染症の自粛要請でどこも休校になる中、遠隔授業で講義を行う学校も増え、こちらの大学もそのような指導方法をとられています。この日の出前授業は、一部実習のために登校されている学生さん40名が講義室に集まり、遠隔で講義を受ける学生さん80名は在宅で、という形で行われました。

               
 
 
ユニセフの歴史、組織の概要、子どもたちの命と健康と未来を守るための活動内容、そしてユニセフを支援するユニセフ協会の役割についてお話し、支援の現場ではその国の職員や地域ボランティアが活躍していることにも触れました。子どもたちへのユニセフの支援がたくさんの人たちに支えられていることをイメージしていただけたら幸いです。

 当協会もコロナ感染症で活動自粛を余儀なくされ、3月以降イベントも開催しがたく、今回の出前授業が久々の活動になりました。私たちも新しい活動手段を模索しています。

 2月13日(木)14日(金) 全国協定地域事務局長会議
 全国協定地域事務局長会議がユニセフハウスで開催されました。
 日本ユニセフ協会より2019年度総括(ユニセフ及び世界の状況)、2020年度事業計画を始め、各事業部のセッションや意見交換を行いました。
 年に一度全国26の地域で活動する仲間に会い様々な情報交換をすることは、活動を広げる上での大切な機会となっています。また、1F2Fの展示コーナーはどなたでも見学することができ、修学旅行生の訪問もたくさんあります。お近くにお越しの際は立ち寄ってみられては?


             
 2月11日(火) ジュニアライター記事掲載
 2月11日の中国新聞朝刊にジュニアライターさんたちによる「身近にできる国際支援」が掲載され、1月10日(金)に来所授業をさせていただいた3名の高校生がユニセフの支援や世界の子どもたちの現状についてとても分かりやすい記事にまとめてくださいました。
                
 若い人たちが自分たちの強みを活かした身近な支援の在り方を考え、行動に起こすきっかけとなれば幸いです。みなさん、ありがとうございました!またイベント等でご一緒できるのを楽しみにしています!

 28日(土) ユニセフ講座 SDGsとわたしたちのくらしPart
2回チョコレート工場の秘密
 バレンタインデーにはチョコレートを贈る習慣がすっかり根付いた日本の今日この頃、サテライトキャンパスひろしま5階の中講義室には40名を超える老若男女が集まり、チョコレートの生産にまつわる児童労働について学習しました。

 原料のカカオ豆の多くは西アフリカから輸入されていますが、そのカカオ農園では子どもがたくさん働いているそうです。カカオの木から実を採取し、豆を取り出し、天日に干し、袋詰めする、この工程を小さな子どもたちが行っている様子のビデオを視聴しました。貧しいがゆえに幼いうちから他人の中で働き、それが一生続くと諦めている子ども、カカオが甘いチョコレートになって、裕福な国で食べられていることを知らない子どもが、奴隷に等しい状態で生産に従事していることに驚きました。
               

 次はカカオ豆の取引についてのロールプレイで、生産者の立場と仲買業者の立場をなぞって正当な価格について考えました。美味しいものが安く買えるのは消費者にはうれしいことだけれど、生産者の労働に見合ったものになっているのだろうかと考える必要がありそうです。

              

 児童労働にまつわる原因や子どもに及ぼす影響、ひいては社会状況についても考え、SDGs(持続可能な開発目標)のどの項目に当てはまるかを検討してみたところ、「1.貧困をなくそう」、「2.飢餓をゼロに」、「3.すべての人に健康と福祉を」、「10.人や国の不平等をなくそう」、「12.つくる責任つかう責任」などなど、多くの目標に関わってくることがわかりました。特に「8.働きがいも経済成長も」の7の項目には「児童労働を2025年までに撲滅するための緊急かつ効果的な施策を実施する」という目標が掲げられています。
 
             

 チョコレートにまつわる過酷な児童労働だけでなく、子どもが子どもらしく生きることができるためにユニセフが行っている支援や、SDGs達成のために国がどんな施策をとっているか、もっと関心を寄せていきたいものです。

 ワークシート「わたしの気持ち」より
・子どもたちの置かれている環境がとても悲しい。それは大人のせいと思う。だから何とかしたいと思う。チョコレートがほろ苦いのは西アフリカの子どもたちの思いが含まれるからだと感じる。
・チョコレートをつくるためにアフリカの子どもたちが労働を強いられていることは知っていた。想像以上に悲惨で厳しい状況であることに今回改めて気づくことができて良かった。先進国は途上国に対して妥当な手当てをするべきだと感じた。
・自分の年齢よりも幼い子どもがカカオを作っていることを知って、何とかしたい、心配、不安な気持ちになりました。同じ人間なのに扱いが全然ちがうことにも驚きました。

 あま~いチョコレートのビターな話、みなさん真剣に取り組んでくださいました。ご参加ありがとうございました。
22日(日) 第7回ボランティア交流サミット
~防災・減災いどばたかいぎ~会って話してつながろう!!
 今年のボランティア交流サミットでは、県内の災害支援の経験や課題を踏まえて今後起こり得る災害に備えるための地域づくりを考えました。

 当協会スタッフがファシリテーターを務めた分科会「誰も取り残さない災害支援を考える~支援が届きにくい人たちの声を聞こう~」では、自身が車いす生活を送りながら障がい者支援をされている方、アレルギーのために支援物資を食べたり身に着けたりできないお子さんを持つ親御さん、日本語はできるけれど災害時に使用される言葉や漢字がわからず苦労した留学生のお話を伺いました。

                   

 災害時に少数派にされてしまいSOSを出しづらい人たちのことを理解し、平時から顔と名前がわかる人と人とのつながりを持つことの大切さを共有しました。

 22日(日) 第11回フレンドリーピック「まつながカープヂェー
 当協会も毎年参加している「まつながカープヂェー」。誰もが暮らしやすい多文化共生のまちづくりを掲げ、地域の活動紹介や多文化体験コーナー、各国のグルメ屋台も出て、今年も多くの人でにぎわいました。

 ユニセフコーナーでは子どもたち自身が駒となり、学校に行けない子どもたちがユニセフの支援で通えるようになるまでを学ぶことのできる「ユニセフすごろく」を大学生のボランティアのサポートで元気いっぱい楽しみました。その後、お小遣いを募金する子どもたちや、お母さんから世界の子どもたちの事が分かった?と尋ねられている子どもの姿もあり、親子で世界のことを学んでいただく機会となりました。

              

 お手伝いいただいたボランティアの皆さん、ありがとうございました。また来年お会いしましょう!

  1月10日(金) 中国新聞ジュニアライター来訪
 110日(金)中国新聞ヒロシマ平和メディアセンターより3名の高校生のジュニアライターが来訪、若者ができる身近な支援について考えました。世界の子どもたちの状況を知っていただき、当協会が広島県内で行っている活動をヒントに、若者の強みを生かした身近な支援についてどのような記事が出来上がるのか楽しみです!

               
 1月9日(木) ノートルダム清心中学校出前授業
 新学期が始まって早々、ノートルダム清心中学校に伺い1年生全員で世界の現状を体感する「もし世界が179人だったら」のワークショップを行いました。

 子どもと若者、高齢者の比率や男女の人口比に合わせて分かれたり、あいさつで使う言葉や大陸ごとの人口比に合わせてグループを作り世界の現状を実感しました。富裕層と貧困層に分かれた時、富の代わりに玉入れの球を沢山受け取ったグループが現状を解決するためにどうしたらいいかと問われ、自分の分まで分け与える姿もありました。

               

 展示したユニセフの支援物資を見ての質問も熱心で、世界の現状を少しでも理解して自分に何ができるか考えるみなさんでした。

 1月9日(木) 広島県生活協同組合連合会「新春のつどい」
 広島県生活協同組合連合会「新春のつどい」で資料配布と募金活動をさせていただきました。
 今年の講演は「SDGsを基軸とした組織戦略と環境問題への対応」。投資家が投資先として選ぶ企業のSDGsに取り組む事例がいくつか紹介され、私たちの活動にも参考になる点が多くありました。ただ日本でのSDGsの認知度は低く、ビジネスパーソンでも多くて30%程度とのこと。ユニセフ活動を通してSDGsをもっと多くの方々に広めていきたいと思います。

             
 1月8日(水)9日(木) 広島インターナショナルスクール来所授業
 8日水曜日、広島インターナショナルスクール2年生+3年生24名と先生4名が来訪くださり今年最初のワークショップをさせていただきました。
 「ユニセフと地球のともだち(UNICEF and Children around the World)」を視聴後は、自分たちと全く異なる厳しい環境で暮らす同年代の子どもたちに心を寄せながら、どのようにすれば誰もが安心して暮らせる世界を作ることができるか、SDGsの学習を取り入れながらみんなで考えました。
 将来どこに住んでも、広島で育んだ平和を願う心をいつまでも持ち続けてくれることでしょう。

             

 9日には4年生+5年生21名と先生3名がおいでくださり、児童労働を考えるワークショップをしました。すでに子どもがコーヒーやカカオの農園で働いていることを知っている生徒さんたちも、児童労働に従事する子どもは世界に1億5千2百万人にのぼることには驚きの様子でした。世界の子どもの10人に1人が児童労働に従事する理由や社会の状況を考えてもらい、児童労働から解放されるためにユニセフが行っている支援についてお話しました。
 「アフリカやアジアで児童労働に従事する子どもの割合が高いのはなぜ?」「日本には働く子どもはいないの?」「親のいない子どもは養護してもらえないの?」などなど、活発な生徒さんたちから素朴で鋭い質問をたくさんもらいました。
 
世界の厳しい状況に生きる子どもたちに寄り添い、誰一人取り残さない社会に向けて、たくさん学んでたくさん考えてくれることでしょう。
              



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